【 SANTA CRUZ Tallboy V6 徹底解説】VPPから4バーへ。軽さと走破性を両立した楽しさ全開のトレイルバイク

フルモデルチェンジを果たした新型Tallboy V6(第6世代)は、
持ち前の「登れる、下れる」というキレ味をさらに鋭く研ぎ澄ませてきました。

前作からのアップデートも含め、「新型Tallboyのここが凄い!」というポイントを詳しく解説します。


SANTA CRUZのフレームには2種類のグレードが存在する

SANTA CRUZのフレームには「C」と「CC」という2種類のグレードが存在します。
C:高い耐久性と性能を維持しながら、CCより手頃な価格を実現したカーボングレード
CC:SANTA CRUZの最上位カーボングレード。軽量性を重視した仕様

今回ご紹介するTallboy、以前ご紹介したNomadはCCのみの展開になります。


新型 Tallboy V5 の進化した3つのポイント

▶︎Tallboyにも継承されたGloveboxが、V2へと進化
ダウンチューブのボトルケージ下の収納スペース「Glovebox」。
携帯工具、予備チューブ、ウインドブレーカーなどをすべてフレーム内にすっきり収納できます。
前作よりラッチが改良され、より開閉しやすく、シール性も向上しました。

▶︎VPPから4バーに変更
新型最大の変更点は、VPPから4バーへの変更になります。
リンクの構造を見直したことで、ペダリング時のロスをさらに極限までカット。
アンチスクワットを低めに設定し、荒れた登りでもリアタイヤが路面を追従しやすく、高いトラクションを確保
しました。

▶︎進化したフレームサイズ専用設計
新型では、フレームサイズ(S、M、Lなど)に合わせてリアセンターだけでなく、シートチューブのアングルもサイズごとに細かく設計されています。

また、シートポスト挿入長も改善されており、小柄なライダーから大柄なライダーまで、サドルを適正位置に上げた際に、全員がベストポジションに乗れるよう計算されています。


なぜサスペンション構造を、VPPから4バーに変更したのか

前作から一転、VPPから4バーへ変更になったTallboy。
一見「退化」と思う方もいるかもしれませんが、軽快さと追従性が最優先されるTallboyには4バーが最適解であると判断された結果の進化になります。

▶︎高いトラクション
アンチスクワット(ペダリング時のサス制御力)をあえて低めに設計し、荒れた登りや凹凸を乗り越える際も、リアタイヤがしなやかに路面を掴み続ける高いトラクション性能を獲得しました。

▶︎軽量化(Tallboy V5から約300gの削減)
VPP方式はショック周辺をカーボンで頑丈に覆う構造を必要とし、フレーム重量が増す要因となっていました。
4バーへの変更により構造が簡素化され、フレーム単体で前作より約300gの大幅な軽量化を実現しました。(5010より420g軽量化)

ロングトラベルのNomadやV10にはVPPの強みを残し、ショートトラベルのTallboyには4バーをと言うように、それぞれの特性に合わせてシステムを使い分けています


極上の軽快さと登破性を備えた、日本のトレイルを極める最高の一台

新型は、前作の「扱いやすさ」をベースに、さらに現代的なトレイルをハイスピードで駆け抜けるための調整が施されています。

「ロングトラベルのNomadほどの激しさは要らないけれど、誰よりも軽快に、そして下りも妥協せずカッコよく山を走りたい」という日本のリアルなマウンテンバイカーにとって、新型Tallboy V6はベンチマークと言えるでしょう。

Tallboy

TALLBOY FRAME

¥689,700 (税込)